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- 「あか毛和牛なび」による情報提要
生産者のこだわりを伝える「あか毛和牛なび
日本あか毛和牛協会は、独自の情報提供システム「あか毛和牛なび」を開設し、日本全国に流通しているあか毛和牛に関する情報提供を行います。 これまでにも個々の農家や企業、エリアで限定されたブランド牛において、飼育や飼料の情報を提供するシステムがありました。
しかし、ひとつの和牛種が生産地を越えて管理され、その育て方や飼料の与え方などがわかるトレーサビリティシステムはありませんでした。 また独立行政法人家畜改良センターによるトレーサビリティシステムでは、牛の履歴情報を知ることはできるものの、その牛の格付け情報を得ることはできませんでした*1。
全日本あか毛和牛協会では、そうした網羅的な情報提供を、「あか毛和牛なび」で実現します。 「あか毛和牛なび」では、個体識別番号からわかる、一頭一頭の評価ポイント、飼育方法、飼料情報などをすべてデータベース化*2し、さらに全国のあか毛和牛農家の「牛づくり」へのこだわり、取り組みなど、農家情報を網羅的に紹介しています*3。
全日本あか毛和牛協会では、「あか毛和牛なび」を通じて、安心・安全にとどまらない情報を消費者の皆さまに提供することで、あか毛和牛の生産者と消費者の皆さまとの距離をより近づけていきたいと考えています。
- *1 家畜改良センターによる国内で生まれたすべての牛と輸入牛を対象とした牛肉トレーサビリティシステムでは、10 桁の個体識別番号により出生の年月日、雌雄の別、母牛の個体識別番号、種別(品種)、飼養場所の履歴がわかるようになっています。
- *2 「あか毛和牛なび」で検索できる個体識別番号は、全日本あか毛和牛協会が認定したあか毛和牛のみとなります。
- *3 「あか毛和牛なび」で閲覧できる農家は、全日本あか毛和牛協会が認定したあか毛和牛生産農家のみとなります。
あか毛和牛の魅力は「育て方」
全日本あか毛和牛協会では、「あか毛和牛」の飼育方法に関して、何を魅力に思っていただけるか調査しました。 その結果、既存のトレーサビリティと同等以上のレベルで、あか毛和牛が育った「衛生環境」と、与えられている「飼料」に、魅力を感じるということがわかりました。 牛肉の魅力の対象は現在、おいしさから安全性、そしてさらに発育環境にまで広がっているのです。
─調査概要─ [実施主体:全日本あか毛和牛協会]
- ・調査対象:20~60代の男女2,200名
- ・調査地域:首都圏(800名)、関西圏(600名)、熊本県(400名)、北海道(400名)
- ・調査手法:インターネット調査
- ・実施日時:2009年2月