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和牛と国産牛は同じ牛ではない
日本で販売されている牛肉は、「和牛」「国産牛」「輸入牛」に分類することができます。
「和牛」と「輸入牛」に含まれない「国産牛」には、ホルスタインなどの乳用種のほか、乳用種と肉用種を交雑させた「F1」と呼ばれる交雑種、そして日本で3ヶ月以上肥育された外国産の牛が含まれます。なお国産牛として日本で肥育できる外国産の牛は、外国種に加えて、1998年から和牛品種も認められています。
2010年度の日本における牛肉の生産量は、和牛155,485トン、国産牛202,240トン(ともに子牛は含まず)で、国産牛は和牛を大きく上回る量が生産されています。
また、1991年より自由化されている「輸入牛」の輸入量は、国内の生産量(358,328トン)を凌ぐ、511,675トンでした。
50%以上の人が和牛と国産牛の違いを知らない!
和牛と国産牛、国産の牛肉にはこの2種類があること、そしてその違いはどこまで知られているのでしょうか。首都圏と関西圏で調査を行ったところ、首都圏では4人に3人以上、関西圏では80%以上の人が、2つの種類があることを認知していました。しかしその違いについて、あまり知られていません。 「2つの牛肉があることは知っているが、どう違うのかは知らない」と答えた人は、首都圏で31.9%、関西圏は35.7%にのぼりました。そのため和牛と国産牛の存在とその違いを知っている人は、首都圏46.0%、関西圏45.5%にとどまり、半数に満たないことがわかりました。